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当院について

内視鏡
(胃カメラ・大腸カメラ)
Endoscope

       

内視鏡による的確な診断と治療、および方針の提供を第一に、
検査を受けられる方の苦痛を少しでも低減できるように努めています。

検査を受けられる方の苦痛を
少しでも低減

大学病院を中心に20年間、内視鏡処置を担当してきました。内視鏡による的確な診断と治療、および方針の提供を第一に、検査を受けられる方の苦痛を少しでも低減できるように努めています。内視鏡室は前処置からリカバリーまで対応します。

       

内視鏡検査システム

当院の内視鏡検査室をご紹介します。
検査中は心拍モニターで、検査を受けられる方の状態を確認し、安全に検査を行います。
内視鏡画面は2画面、超音波内視鏡施行も可能です。
検査を受けられる方にも内視鏡画像をご覧頂けます。
送気は二酸化炭素(CO₂)とし、検査中・後のお腹の張りを低減します。
内視鏡洗浄消毒システム
高水準消毒薬の過酢酸製剤「エスサイド消毒液6%」を用いた内視鏡洗浄消毒システムENDOSTREAM の1 本タイプ内視鏡洗浄消毒機です。

内視鏡病理診断

当院は高品質な病理システムを導入しています。
日本有数の病理専門医に高速・高解像度のスライドスキャナを使い、病理診断を依頼します。

上部消化管内視鏡検査
(胃カメラ)

次のような方に
上部消化管内視鏡検査をおすすめします
  • 胸焼け、食べ物がつかえる感じ
  • 吐き気、のどの違和感
  • 胃もたれ、みぞおちの痛み
  • 食欲低下、体重減少
  • 吐血、下血(黒色便)、血便
  • 以前の健康診断で慢性胃炎と診断された
食道・胃・十二指腸を観察する検査になります。 食道がんは飲酒・喫煙がリスクになります。
胃がんに比べ予後不良とされますが、早期発見をすると内視鏡的切除で根治可能です。
ピロリ菌が感染した胃では慢性的な炎症が生じ、胃がんの原因になります。
胃がんも小さな段階で発見することで内視鏡的切除で根治可能です。

上部消化管内視鏡検査でわかる疾患

  • 逆流性食道炎
  • 食道アカラシア
  • 食道癌
  • 胃潰瘍
  • 慢性胃炎
  • 急性胃粘膜障害
  • 胃癌
  • 十二指腸潰瘍
  • 十二指腸炎
  • 悪性リンパ腫など

上部消化管内視鏡検査の流れ

外来でご予約された場合
外来でのご予約時に、胃カメラについてご説明をいたします。

オンラインまたはお電話でご予約された場合
検査当日に、胃カメラについてご説明をいたします。

前日

・夕食は午後9時までに済ませてください。
・水分は制限がありませんので、十分にとっていただいて結構です。

当日(来院前)

・朝食はお控えください。
・水、お茶は検査1時間前まで飲用ください。
・高血圧、不整脈、喘息、ステロイド薬、抗てんかん薬などの薬は朝早めに内服してください。
・血液をサラサラにする薬(抗血栓薬)は、処方した医師にご相談のうえ調整をしてください。血液をサラサラにするお薬を中止していなかった場合、検査時に認めた病変に対して組織検査は行えないことがあります。
・糖尿病の薬は内服または注射しないでください。

検査前

・口紅は落とします。
・胃の中をきれいにするため白いシロップを飲んでいただきます。
・左右の鼻に出血を抑え、鼻の通りをよくするためのお薬を噴霧します。
・左右の鼻の中に麻酔ゼリーを注入し局所麻酔後、左右どちらか通りの良い方の鼻に柔らかいスティックを挿入します。

検査中

・鼻から内視鏡が挿入しづらい場合には、喉の奥に麻酔スプレーを噴霧して、内視鏡を口から挿入をします。

検査後

・鎮痛剤や鎮静剤を使用した方は1-2時間程度、処置室で休んでいただきます。
・鎮痛剤や鎮静剤を使用した方は、検査後から、検査当日の車・バイク・自転車の運転はおやめください。
・検査1-2時間後からお食事ができます。アルコールはお控えください。
・口をゆすぐ程度のうがいはされてもかまいません。(上を向いてのうがいは1-2時間はお控えください。)

※その他の注意事項

・組織検査を受けられた方は、食事やアルコールの制限があります。検査後に医師か看護師から説明をお聞きください。

大腸内視鏡検査
(大腸カメラ)

次のような方に
大腸内視鏡検査をおすすめします
  • 便潜血検査陽性
  • 血便
  • 便秘、下痢、またはその繰り返し
  • 腹痛、お腹の張りがある
  • 大腸ポリープの治療歴がある
  • 食欲低下、体重減少
  • 喫煙者
  • 平日はお仕事の方は土曜日の大腸内視鏡をおすすめします
           
小腸の一部(回腸末端)と大腸(結腸・直腸)、肛門を観察する検査になります。
大腸がんの直接的な原因は解明されておらず、初期にはほとんど症状がありません。ポリープなど小さな段階で診断、治療することで予防できます。
また、近年では潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患にり患される方も増えています。慢性的な下痢はまず日常生活の質も低下させますので、的確な診断と治療が必要です。
前処置室は2室ご用意しています。1室毎にトイレ・洗面台があり、テレビ、Wifiを使用できます。検査までゆっくりお過ごしください

大腸内視鏡検査で分かる疾患

  • ⼤腸がん
  • ⼤腸ポリープ
  • 急性⼤腸炎
  • 虚⾎性腸炎
  • 潰瘍性⼤腸炎(UC)
  • クローン病
  • ⼤腸憩室炎
  • 感染性⼤腸炎 など

大腸内視鏡検査の流れ

予約(大腸内視鏡は完全予約制です)

外来、またはオンライン、お電話で検査日を予約できます。

外来でご予約された場合
外来でのご予約時に、下剤の受け渡しと大腸内視鏡検査についてご説明をいたします。

オンラインまたはお電話でご予約された場合
予約された検査日より1週間以上前に、一度ご来院ください。
下剤の受け渡しと大腸内視鏡検査についてご説明をいたします。
強い便秘が疑われる場合には腹部レントゲン写真を撮影し、大腸内容を評価します。

1週間前まで

来院をお願いします。
医師より大腸内視鏡検査について説明を聞いてください。強い便秘が疑われる場合には腹部レントゲン写真を撮影し、大腸内容を評価します。検査日程を予約いただき、基本的には検査前食をご準備いただきます。

前日

・検査前食をとっていただくことを推奨します。
・夕食は午後8時までに済ませてください。
・水分(お水、お茶)は制限がありませんので、十分にとっていただいて結構です。
・午後9時にプルゼニド2錠を内服してください。(普段の便通状況によってその他の下剤を追加することがあります。)
・検査食を選択されない場合には、繊維質の多いお食事(海藻類、キャベツ、レタス、トマト、こんにゃくなど)は大腸の観察に影響しますのでお控えください。

当日(来院前)

・朝食はお控えください。
・水、お茶は制限がありませんので飲用ください。
・高血圧、不整脈、喘息、ステロイド薬、抗てんかん薬などの薬は朝早めに内服してください。
・血液をサラサラにする薬(抗血栓薬)は、処方した医師にご相談のうえ、なるべく中止してください。中止されていなかった場合、検査時に発見したポリープは基本的には切除をいたしません。
・糖尿病の薬は内服または注射しないでください。

来院後

・大腸前処置室でニフレックやモビプレップなどの前処置薬を指示通りの水(1-2l程度)で希釈し、内服します。(内服方法はその都度説明いたします。)
・検査前処置はご自宅でも可能です。
・排便状況を看護師が確認し、検査可能か判断します。

検査前

・口紅は落とし、時計、指輪、入れ歯などの金属類をはずし、検査着に着替えます。

検査後

・鎮痛剤や鎮静剤を使用した方は1-2時間程度、処置室で休んでいただきます。
・鎮痛剤や鎮静剤を使用した方は、検査後から、検査当日の車・バイク・自転車の運転はおやめください。
・検査後の食事、生活上の注意事項は、医師や看護師から説明があります。

※その他の注意事項

・排便の状況によっては、予定通りに検査ができないことがありますので、ご了承ください。
・ポリープ切除などの治療を受けられた方は、治療後1週間程度は飲酒や旅行、運動はできませんので、ご予定を入れないようにしてください。

超音波検査

次のような方に
超音波検査をおすすめします
  • 肝機能障害や腎機能障害、尿潜血陽性を指摘された方
  • 背部痛が続く方
  • 目や皮膚が黄色、尿の色が濃いなど黄疸症状のある方
  • 腫瘍マーカー(CEA、CA19-9)が高い
  • 膵酵素(アミラーゼ)、 胆道系酵素(ALP、γGTP)が高い
  • 血縁者に膵がんの方がいる
  • 糖尿病が悪化した
  • 喫煙者、大量飲酒者
肝臓、胆嚢・胆管、腎臓、脾臓、膵臓などを観察する検査になります。
CTと異なり、レントゲンの被ばくがない安全な検査で、条件がそろうとCTより精密な画質で臓器を観察することができます。超音波が骨と空気ではじかれてしまうため、これらをよけて観察する必要があります。特に膵臓はお腹の奥で見えにくい位置にあります。当院では最上位機種の腹部超音波装置を導入しました。安全で質の高い検査を追求します。
エコーの透過性
エコーの透過性

超音波検査でわかる疾患

  • 脂肪肝
  • 慢性肝疾患
  • 肝腫瘍
  • 胆嚢結石
  • 胆嚢腺筋腫症
  • 胆嚢ポリープ
  • 胆嚢癌
  • 総胆管結石
  • 胆管炎
  • 胆管癌
  • 慢性膵炎
  • 膵管内乳頭粘液性腫瘍
  • 膵癌
  • 脾腫
  • 腎結石
  • 水腎症
  • 腹水など

超音波検査の流れ

前日の午後9時までに食事を済ませて、絶食で来院された場合には、当日の超音波検査も可能です。
外来での予約時は(前日までに来院頂いた場合)、医師と日程について相談ください。

前日

・夕食は午後9時までに済ませてください。
・水分は制限がありませんので、十分にとっていただいて結構です。

当日(来院前)

・朝食はお控えください。
・水、お茶は検査1時間前まで飲用ください。
・高血圧、不整脈、喘息、ステロイド薬、抗てんかん薬などの薬は朝早めに内服してください。
・糖尿病の薬は内服または注射しないでください。

検査前

・診察ベッドでお腹全体が見えるように、服をあげていただきます。ベルトは緩めて下腹部も見えるようにします。

検査中

・お腹の上にゼリーを塗って、お腹に超音波のプローベを当てて観察します。
・肝臓などお腹の中の臓器がよく観察できる様に、大きく息を吸い込んで10秒程度止めていただきながら観察をします。さらによく観察するために左向きに横になって頂くこともあります。
・検査時間は基本的には10-15分程度です。

検査後

・お腹のゼリーを拭き取って、着衣していただきます。
・同日に内視鏡検査がない場合には、そのまま検査終了です。

※その他の注意事項

・超音波検査はお腹の表面から遠い位置にある臓器(膵臓など)は正確な診断が困難な場合があります。同様の理由で太っている方や便秘などで腸管に便やガスが多く溜まっている方も観察がしにくい状況も生じます。追加でCTやMRI、超音波内視鏡が必要と判断される場合には、予定を相談させていただきます。

超音波内視鏡

次のような方に
超音波内視鏡をおすすめします
  • 健康診断で胃粘膜下腫瘍といわれた
  • 腫瘍マーカー(CEA、CA19-9)が高い
  • 膵酵素(アミラーゼ)、胆道系酵素(ALP、γGTP)が高い
  • 血縁者に膵がんの方がいる
  • 持続する腹痛、背部痛がある
  • 腹部エコーで膵管拡張、膵嚢胞、胆管拡張、胆嚢壁肥厚のいずれかを指摘された
  • 糖尿病が悪化した
  • 喫煙者、大量飲酒者
食道、胃などの消化管粘膜の下(粘膜下)の腫瘍や、胆管・胆嚢、膵臓を観察する検査です。
胃カメラで指摘された粘膜の盛り上がりは、腫瘍の場合があります。従来は経過観察されることが多かった病変ですが、中には治療が必要なこともあります。超音波内視鏡を行うことで、病変の位置や正確な大きさがわかり、適切な治療方針を提案できます。
胆管・胆嚢、膵臓はお腹の深い位置にあり、腹部エコーではやや観察しにくいです。理由は超音波が空気ではじかれるためです。お腹では胃泡(げっぷのもと)や消化管ガス(おならのもと)が、深部臓器を観察しにくくさせるのです。しかし、おなかの中から観察すればよく見えます。胆膵がんは最も予後不良であり、直接的な原因が不明なため、早期発見こそが有効な治療の第一歩になります。超音波内視鏡による膵がんの診断率は94%と最も高率です。
超音波内視鏡

超音波内視鏡検査でわかる疾患

  • 粘膜下腫瘍
  • 胆嚢結石
  • 胆嚢腺筋腫症
  • 胆嚢ポリープ
  • 胆嚢癌
  • 総胆管結石
  • 胆管炎
  • 胆管癌
  • 早期慢性膵炎
  • 慢性膵炎
  • 膵管内乳頭粘液性腫瘍
  • 膵癌など

超音波内視鏡の流れ

超音波内視鏡は完全予約制です

事前に医師より超音波内視鏡検査について説明を聞いてください。予約時には基本的には血液検査と、過去に他院で撮影されたCTまたはMRI画像が必要になります。受診時にCT/MRIを撮影されていない方は、当院から他院へ依頼をいたします。

前日

・夕食は午後9時までに済ませてください。
・水分は制限がありませんので、十分にとっていただいて結構です。

当日(来院前)

・朝食はお控えください。
・水、お茶は検査1時間前まで飲用ください。
・高血圧、不整脈、喘息、ステロイド薬、抗てんかん薬などの薬は朝早めに内服してください。
・糖尿病の薬は、内服または注射しないでください。

検査前

・口紅は落とします。
・腕から点滴をします。
・胃の中をきれいにするため白いシロップを飲んでいただきます。
・のどの麻酔のため麻酔ゼリーを口に含んでいただき、のどの奥にためます。その後吐き出すか、飲み込みます。
・痛み止めのお薬(鎮痛剤)と、眠たくなるお薬(鎮静剤)を注射します。

検査中

・超音波内視鏡はお口から挿入します。
・検査時間はおよそ15-30分です。

検査後

・鎮痛剤や鎮静剤を使用するため検査後は1時間程度、処置室で休んでいただきます。その後は車・バイク・自転車の運転はおやめください。
・検査1-2時間後からお食事ができます。アルコールはお控えください。
・口をゆすぐ程度のうがいはされてもかまいません。(上を向いてのうがいは1-2時間はお控えください。)

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